ユンボの免許取得は難しい?金額はいくらくらい?

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監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

建設現場や農業、林業などで活躍する「ユンボ(油圧ショベル)」。その操作には、専用の免許や資格が必要です。この記事では、ユンボを運転するために必要な資格の種類や取得方法、難易度、そして気になる取得費用について詳しく解説します。これから重機オペレーターを目指す方やキャリアアップを考える方は、ぜひ参考にしてください。

ユンボとは?どんな場面で使われるのか

多用途に活躍する油圧ショベルの通称

「ユンボ」とは、建設機械のひとつである油圧ショベルの通称で、掘削・整地・運搬・破砕など多目的に使われます。正式には「車両系建設機械」として分類され、業務内容に応じた運転資格が必要です。

使用現場主な用途
建設現場土木工事・基礎掘削・がれき処理
農業現場農地の整備・水路掘削
林業山林整備・木材搬出
災害復旧土砂撤去・瓦礫処理

その操作は重機特有の技術が求められるため、適切な講習と資格取得が不可欠です。


ユンボに必要な資格とは?

資格の種類内容対象機種
車両系建設機械運転技能講習(整地・掘削用)所定の技能講習を受講質量3トン以上のユンボ
特別教育(小型車両)軽作業用ユンボなどに対応質量3トン未満の機械

基本的には、作業の規模と機械の大きさに応じてどちらかの資格が必要です。現場で3トン以上の重機を扱う場合は、技能講習修了証の取得が必須となります。


取得までの流れと期間

ステップ内容
申し込み教習所または講習機関で予約
講習受講座学(学科)と実技を実施
修了試験実技中心の評価で合否が決まる
修了証の交付合格後に証明書が交付される
現場実務へ有資格者として重機操作が可能に

講習は3〜5日間ほどで終了し、日程の都合がつけば短期間で取得可能です。


取得にかかる費用は?

受講者条件講習時間費用目安
普通免許あり・初めての受講約30時間(3日程度)約60,000円〜70,000円前後
小型車両(特別教育)約10時間程度約20,000円〜30,000円

教習所によって料金設定は異なりますが、取得しやすい価格帯に収まっており、費用対効果の高い資格といえます。


ユンボ免許の難易度は?

評価ポイント難易度備考
学科講習低め安全ルールや基本操作の理解が中心
実技講習中程度基本操作ができれば合格可能
合格率高水準多くの受講者が修了可能な内容設計

重機操作に慣れていない初心者でも、丁寧な講習により合格を目指しやすい設計となっています。


ユンボ免許を活かせる仕事

業種内容
建設業基礎工事、造成工事
解体業構造物の破砕・撤去
農業圃場整備、水路掘削
インフラ保守道路・堤防・河川整備
災害復旧土砂除去、救援作業支援

汎用性が高く、地域や業種を問わず需要のある資格です。


まとめ

ユンボの運転には「車両系建設機械運転技能講習」または「特別教育」の資格が必要です。講習日数は短く、費用も比較的安価であるため、初心者にも取得しやすい資格といえるでしょう。取得後は建設・農業・災害対応など幅広い現場で活躍でき、就職・転職の強みになる実用的なスキルとなります。重機操作に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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